医学部入って、真面目に頑張りたいけどどんな教科書がいいのか分からないという方向け。
こんにちは、takaです。私はとある国立大学医学部を卒業した医師です。大学時代の成績は上位10%をキープしていました。ちなみにCBTの得点は93%でした。
今回はそんな私が、オススメの病理学の教科書を紹介したいと思います。
という事で、いってみましょー
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病理学って何?イメージを大切に
病理学って何なのよと疑問にお持ちの方も多いかと思います。
という事で病理学とは
病気の原因、発生機序の解明や病気の診断を確定するのを目的とする、医学の一分野である。 細胞、組織、臓器の標本を、肉眼や顕微鏡などを用いて検査し、それらが病気に侵されたときにどういった変化を示すかについて研究する学問である。 Wikipediaより引用
簡単に言うと
病気が起こると体の組織では何が起こるのか?あとは、病気の確定診断をするための分野。
といったところでしょうか。
身体診察や普通の検査ではわからない、臓器で何が起こっているのかについて、顕微鏡を使って確認するというものです。
例えば癌の患者さんがいたとして、その癌の特徴(癌に発現しているタンパク質を免疫染色で染めてみる→薬の効きやすさや予後と関連したりする)を調べるために病理部に癌組織を提出して組織を特殊な状態に加工して顕微鏡で調べてもらうという事をやってもらうわけです。CTやエコーだけでは癌がどういう特徴をもっているのかという事まではわかりませんからね。
という感じで、病気の組織を見て、その組織で何が起こっているのか、実際に顕微鏡を使って確認するわけです。
イメージは伝わったでしょうか?笑
という事で、前置きが長くなってしまいましたが、そんな病理についてわかりやすく解説している参考書を紹介します!
入門編としてオススメの参考書だと思います。一応看護師さん向けという事にはなっていますが、入門で読むものとしては十分かと思います。
大阪大学の教授が病理学の入門として書かれた本。わかりやすく、面白い。そういった理由でAmazonでもかなり人気となっています。
入門として是非どうぞ!
詳しい病態解説のある一冊
分かりやすい参考書でイメージができたら今度は本格的な参考書で勉強していきます。大学によっては中々に細かい知識が出されるところもあるかと思いますので、その対策用にどうぞ!
病理学の王道参考書ですね。私が学生の時に買った本です。分厚い本なのでこれを通読するのはしんどいです。試験勉強でわからないことが出てきたときに使うという感じですね!病理像、病態について細かく書いてあります。京都大学の先生もオススメしている参考書です!本気で勉強したい方、病理医に興味がある方にはオススメの一冊です。
標準シリーズですね。Amazonでも評価高いです。図表がしっかりしていて、こちらも教科書として素晴らしい一冊だと思います。標準シリーズで揃えたい方にもオススメです!
病理学参考書まとめ
病理の勉強も、まずは易しい参考書で勉強して、試験対策に本格的な参考書を使うという方針でいいのかなと思います。病理の考え方がわかると臨床医になっても基礎研究をするにしても役に立つと思います。
個人的な推し参考書は、こわいもの知らずの病理学講義とロビンス基礎病理学です!
という事で、いかがだったでしょうか?
基礎医学は医学科の勉強の中でも最初の方に勉強する内容なのでやる気が有り余っている方も多いでしょう。やる気があるときにたくさん勉強しておくと後が楽になります。
この記事が医学生の皆さんに役に立てば幸いです。
他の基礎科目のおすすめ参考書は別の記事で解説しています。
CBT93%が解説!失敗しない解剖の教科書選び!おすすめの参考書4選!
CBT93%が解説!失敗しない薬理学の教科書選び!おすすめの参考書4選!
CBTの勉強法については別の記事で解説してます。興味のある方は是非ご覧ください!
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